いろいろなフィルター

フィルターは、自然の水により近づける物です。
少しでも自然の状態に近づけるのが飼う人の務めです。
で、そのためには老廃物や食べ残しによる水の汚れを常に浄化し、
水中に酸素をたっぷりと送り込むための器具がフィルターです。

底面フィルター
ろ過能力
 小型魚などには使えるが、大型の魚や掘り返したりする奴には向いていない。
 また砂自体をフィルターのろ材として使っているので定期的な掃除が必要。
 上部式フィルターと連結すると濾過能力をアップできます。
音…
 メーカーによって音は変わってくる。NISSOのは結構静か。
 最近では昔のようなゴポゴポという音はしなくなった。
メンテナンス…
 いちいち砂を取り出さなければならないのでやや面倒。
 水槽の底面にセットし、エアーポンプからの送気を利用して水を循環させるフィルターです。
 ろ材は、底面式フィルターの上に敷くウールマットや4〜5_の厚さに敷き詰める大磯砂利の利用で
 汚れた水が砂の中を通るときに、ろ過バクテリアに触れて水が浄化される仕組みになっています。
 定期的に掃除(リセット)が必要なので大変だと思います。
 また土にもぐるような魚や、肉食で水をすぐ汚すような魚には向いていません。

上部フィルター
ろ過能力…
 ろ材も多量に入り濾過能力はよいほうです。
音…
 メーカーによって水の音がするものもあります。
 最近では音があまりしないのも売られています。
メンテナンス…
 ろ材を換えるだけなので楽です。
 水槽の上部にろ過槽を置き、ポンプで水を上げる方式の普及しているフィルターです。
 濾過槽に専用ろ材やマット、砂利をセットしてそこにろ過バクテリアを活動させて、
 水を通す事で水を浄化させる方法です。マットは3〜4週間に新しいのに変えるか洗うかをした方がいいかと思います。

パワーフィルター
ろ過能力…
 ほとんどのフィルターに比べるとかなり濾過能力が高いです。
音…
 あまりモーター音がせず静かです。
 最近ではほんとに静かなものが売られています。
メンテ…
 ろ材が多く入っているので面倒です。しかしフィルターの掃除は
 一年に1〜2回ぐらいだけ掃除すれば良いですので、楽なほうです。
 円筒状の密閉フィルターで、濾過槽内に均一に水を送り込む事ができ、安定したろ過を期待できる製品です。
 音が殆ど無く静かなうえ、二酸化炭素添加キットを用いた水草水槽にも最適であることから人気が結構高いように思います。
 テトラ社のエーハイム。スドー社のフルーバルが一番普及しています。各製品ごとに適合水槽が決まっているので、
 自分の水槽のサイズに合わせれます。肉食の場合もう一つ上のサイズを買っても良いと思います。
 この手のろ過器は結構高いですが買った方がいいような気がします。


ワンタッチフィルター
ろ過能力…
活性炭が入っており普通に飼育するならこれくらいでも十分なろ過能力です。ろ材も替えたり工夫できるのでろ過能力を高くできます。
音…
あまり音はしません。しかし水位が足らない場合は水のジョボジョボという音が発生します。
メンテナンス…
市販のろ材を買って換えるだけでいいのでメンテナンスは簡単です。
 このフィルターはテトラ社のテトラワンタッチフィルターです。
 テトラ社のフィルターは、ワンタッチフィルター系では一番音が静かです。
 また水流が調節できる機能もついているのでとても重宝します。
 ですが、ベタ(ショーベタなどのひれが長いベタ)には、ヒレが吸い込み口に吸い付いてしまったり、
 水流が弱でも強すぎたりするので向いていません。
 またキューブ水槽(17キューブ)で売られていますが水流が強すぎることもあるので少し弱める工夫をしなければならないです。
 また構造上水位が高くなってしまうので魚の飛び出しには注意したほうがいいです。



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